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西音

提供: 新纂浄土宗大辞典

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さいおん/西音

三世紀前半頃、生没年不明。二尊院湛空とともに和歌を詠んだ法師として知られる。『古今著聞集』二に、二尊院での涅槃会で、西音水瓶に梅を立てて、「きさらぎの中のいつかの夜半よわの月 入にしあとのやみぞかなしき」(『国史大系』一九・五三)と詠んだところ、湛空が返歌したという説話が残されている。


【資料】『翼賛』四三、五八


【執筆者:編集部】