通常「故人の上人」の意であるが、浄土宗においては法然滅後に弟子達が、その著作において法然を指すときの呼称の一つとして用いている。例えば神奈川県立金沢文庫が所蔵する法然の『往生要集鈔』には、表紙左上に「故上人」と記載されている。
【参照項目】➡故の一字、法然一
【執筆者:南宏信】