原澄述。土川勧学宗学興隆会編。昭和六年(一九三一)六月、同会刊。本書は、金戒光明寺四九世である原澄が江戸崎大念寺在職時に執筆をはじめ、金戒光明寺に晋山したのちに完成したもの。その内容は、五重相伝の伝書である三巻七書について講義したものであり、五重伝法の研究資料として貴重なものである。
【執筆者:武田法應】