興仁寺
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:23時点における192.168.11.48 (トーク)による版
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こうにんじ/興仁寺
福島県相馬市中村字宇多川町。崇徳山豊安院。福島教区№四二。相馬昌胤によって相馬藩主の香華院(菩提寺)として宝永五年(一七〇八)に建立された。開山は要誉寅載。寺領百石余を有し、中村・行方・標葉の相馬三郡浄土宗の本寺として触頭を勤めた。数度火災にあうが、藩主の援助により復興された。安政年間(一八五四—一八五九)善瑞が住職するにおよんで律院となる。もとは標葉郡幾世橋(現・福島県双葉郡浪江町)に創建されたが、明治三年(一八七〇)現在地に移転した。なお、三世は好誉宝洲であった。
【資料】増上寺蔵『諸檀林並拾七箇国触頭寺院連名帳』、同『本山触頭牒』、相馬市史編纂会『相馬市史』四(相馬市、一九六九)
【参照項目】➡宝洲
【執筆者:𠮷水成正】