一冊。著者不詳。明暦四年(一六五八)正月二五日序。序によると『四十八巻伝』は実録であるが宗門外の人には信服されないため、仏家の通史『元亨釈書』慧解に所収の「法然伝」を抜き出し、諸経典をはじめ『史記』『四十八巻伝』等の内典外典を引用しながら私注を加え詳述したという。版本が大正大学図書館に所蔵。
【執筆者:福田行慈】