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梶原重道

提供: 新纂浄土宗大辞典

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かじわらじゅうどう/梶原重道

明治四一年(一九〇八)五月一七日—平成一九年(二〇〇七)一一月四日。大蓮社乗誉真阿兼行。宗門功労者和歌山県生まれ。佛教専門学校、龍谷大学仏教学科を卒業後、昭和九年(一九三四)に大阪府堺市超善寺一九世に就く。総本山知恩院信徒部長、庶務部長、浄土宗総務局長、浄土宗知恩院宗学研究所顧問などを歴任。ほかにも法務省保護司全国連盟副会長、同近畿地方連盟兼大阪府連盟会長などをつとめ、更生保護の功により法務大臣に表彰、また社会福祉活動の功績が認められ堺市功労者賞も受賞。藍綬褒章らんじゅほうしょう、勲五等旭日双光章、平成九年(一九九七)には知恩院耆宿ぎしゅくに叙せられる。同一九年没。著書に『現代の教化』(教育新潮社、一九六九)、『母情仏心』(探究社、一九七六)、『捨てた鉢に花が咲く』(教育新潮社、一九七八)、『六牙の白象』(東方出版、一九八〇)、『現代寸言法話』(同、一九八七)、『老僧のつれづれ抄』(同、一九九三)などがある。


【執筆者:江島尚俊】