仏教を学習する修行僧。講衆、学侶ともいう。顕密二教の勉学にいそしむ衆で、南都諸宗や高野山の階級制度の一つ。「高野山学徒法式」によると、昇口打集・観学院学道・四か年の庭儀灌頂・大会堂の新会・本会の御談義・竪義・精義・談書・聴衆・右学頭・左学頭・権律師・法橋上人位・法眼和尚位・寺務検校の一五位がある。浄土宗では、寺院に籍をおき、学行にはげむすべての僧をいい、これに浅学衆と碩学衆がある。
【参照項目】➡浅学衆・碩学衆
【執筆者:佐藤良文】