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論題指麾集

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ろんだいしきしゅう/論題指麾集

二巻。具名は『浄土論題指麾集』。玄応撰。跋文によれば文政三年(一八二〇)述。浄土宗西山派の教義にまつわる約二八〇条の論議を集めたもの。西山派の玄応は、証空の五五〇年遠忌に際して本書を述作したとされ、三経一論をはじめ、『往生論註』『安楽集』「五部九巻」『群疑論』『選択集』『鎮勧用心』などより論題を集めており、各論議には参考にすべき経釈論が指示されている。「引用書名通略」を付した増訂版の刊本が大正大学図書館などに所蔵される。


【執筆者:石上壽應】