京都市東山区粟田口鍛冶町。華頂山。浄土宗西山禅林寺派。源信、法然の住跡とも伝えられる。もとは天台宗青蓮院の境内地にあって、念仏堂として発祥。永禄七年(一五六四)に二五歳の浄清が開基となった。本尊阿弥陀如来像は小野篁たかむらの作と伝えられ、また源信の作とも伝えられている。足利義満に仕え剃髪した一遍の弟子国阿の塔がある。
【資料】『都名所図会』
【執筆者:伊藤正順】