松宮明学
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:34時点における192.168.11.48 (トーク)による版
2018年3月30日 (金) 06:34時点における192.168.11.48 (トーク)による版
まつみやめいがく/松宮明学
明治二一年(一八八八)二月七日—昭和三〇年(一九五五)一月三日。賢蓮社聖誉法阿。字は実真。現在の大阪府枚方市招提に出生し、同府北河内郡明遍寺松宮学春について得度。明治四一年(一九〇八)北河内郡釈尊寺に晋董。大正五年(一九一六)に同郡浄土寺に転住し、さらに昭和八年(一九三三)には師籍明遍寺に転住した。明治四五年(一九一二)に『高僧叢談』(其中堂)を上梓し、少年会用小冊子『仏のおしえ』を執筆し、近畿新聞に青年布教用として長編小説『霊雲華』を連載し、大正七年(一九一八)には『浄土宗法要教談』(豊田愛山堂仏書部)を上梓するなど、文書伝道家として活躍。総本山知恩院録事、華頂婦人会理事等宗門の要職を務めた。
【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)
【執筆者:曽田俊弘】