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覆子

提供: 新纂浄土宗大辞典

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ぶくす/覆子

仏前に献供(半斎供養・献香・献菓・献茶など)するときに、供物などに息をかけないようにするため、口と鼻を覆う紙製のものをいう。知恩院御身拭おみぬぐい式では門跡自ら覆子をかけて御影香染の羽二重で拭う儀式を行う。写経会の際、覆子をかけて写経することもある。覆子のり入れ紙または奉書紙と水引紙縒こよりで作る。


【執筆者:水野正雄】