本堂の本尊に対して、僧が庫裡くりなどに安置して誦経念仏する念持仏ねんじぶつ(持仏)のこと。仏壇に安置された本尊に重きをおいた言葉。転じて、僧自身の血縁などをはじめ諸精霊追善のために奉安する仏壇を、さらに檀信徒各家に安置する仏壇をも指すようになった。『法要集』の修正会・晋山式の項では、内仏回向の式次第を示している。
【参照項目】➡念持仏、仏壇
【執筆者:西城宗隆】