小笠原宣秀著。昭和二六年(一九五一)平楽寺書店刊。著者が従来種々の機会において執筆した論文を集成したものであり、廬山慧遠・曇鸞・道綽・善導・大行といった中国における浄土教家に関する論考が五篇、往生伝に関する論考が三篇収められている。巻末には往生伝研究の一資料として洛東禅林寺所蔵『念仏感応伝』が附録されている。
【執筆者:永田真隆】