阿弥陀仏の尊称。日常勤行の回向文に「奉酬大悲願王阿弥陀仏、発遣教主釈迦牟尼仏、六方恒沙証誠諸仏」とあるように、阿弥陀仏は悩み苦しむ衆生を煩悩の世界から救済する広大な慈悲をもつ仏であることから、そのように尊称されている。これに対して釈尊のことを発遣教主や大恩教主と呼んでいる。
【参照項目】➡大恩教主、発遣教主
【執筆者:小林尚英】