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位産

提供: 新纂浄土宗大辞典

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いさん/位産

天正一五年(一五八七)頃—慶安五年(一六五二)八月二〇日。天蓮社暁誉還阿。増上寺二二世。一説に信濃国塩尻氏の出自ともいわれる。はじめ館林善導寺幡随意ばんずいいに師事、師没後は結城弘経寺還無に学ぶ。寛永一七年(一六四〇)川越蓮馨寺れんけいじ七世に就任、のち鎌倉光明寺三六世、小石川伝通院五世を歴任。伝通院在任中請われて江戸上野金杉寿永寺の開山となる。慶安三年(一六五〇)還無の後住として増上寺二二世に就任した。


【資料】『三縁山志』(浄全一九)、『浄土宗寺院由緒書』下(『増上寺史料集』七)


【参考】『大本山増上寺史・本文編』(大本山増上寺、一九九九)


【執筆者:中野真理子】