操作

脇師

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:35時点における192.168.11.48 (トーク)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)

わきじ/脇師

伝灯師あるいは伝戒師の両脇に侍する役職をいう。伝法道場の正伝法前伝(要偈道場)と正授戒のときには脇師といい、通常法要のときには脇導師(左・右導師)と称する。正伝法前伝では、左脇師文殊菩薩(左方『安心請決』)・右脇師普賢菩薩(右方『制誡』)の名代として出座している。正授戒では、左脇師文殊菩薩(左方羯磨師梵網菩薩戒経序』)、右脇師弥勒菩薩(右方教授師請師』)の現前の師として出座している。脇導師導師に随従して補佐する役であるが、脇師菩薩の名代として出座するのでこの名を称する。


【参照項目】➡脇導師


【執筆者:廣本榮康】