松島定宣
提供: 新纂浄土宗大辞典
2018年3月30日 (金) 06:34時点における192.168.11.48 (トーク)による版
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まつしまじょうせん/松島定宣
大正一二年(一九二三)七月二三日—平成一〇年(一九九八)四月八日。信蓮社教誉誠阿舌道。現在の島根県大田市大代町正法寺に松島定俊の三男として生まれる。大正大学仏教学科を卒業し、増上寺において宗戒両脈相承。昭和四二年(一九六七)一〇月璽書相承。諸大本山布教師として僧侶養成に積極的に取り組み、宗門関係学校教職員研修会講師、宗門布教師養成道場講師、常在指導員等を歴任。また、五重勧誡など布教教化僧侶育成に多大な功績を遺す。同四四年小田原常光寺二九世住職。五重相伝開筵、早起き子供会など、檀信徒、地域の教化に尽力。本堂、鐘楼、庫裡、納骨堂等建立、境内整備も行った。平成一〇年四月八日世寿七五歳で遷化。論考に「一枚起請文の起請について」(『仏教論叢』二五、一九八一)がある。
【執筆者:阿川文叡】