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会座

提供: 新纂浄土宗大辞典

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えざ/会座

釈尊説法を行った場。転じて、説法法会の行われる場所、また聴衆の座る席をいう。会座の席上を会上えじょうといい、その聴衆を会下えげという。経典の説かれる場所と会合とを区別する場合、説法の場所を「処」、会合を「会」という。例えば、『法華経』は霊鷲山虚空との二処で三度説かれているから二処三会となり、『六十華厳』は寂滅道場から重閣講堂までの七処で八度説かれているから七処八会となる。「浄土三部経」のうち、『無量寿経』の会座王舎城耆闍崛山ぎじゃくっせん、『阿弥陀経』は舎衛国祇樹給孤独園ぎじゅきっこどくおんである。『観経』は王宮会おうぐうえ耆闍会ぎじゃえという二つの会座をもち、一経二会といわれる。


【参照項目】➡法会一経二会王宮会・耆闍会会所


【執筆者:杉山裕俊】