元禄一二年(一六九九)—安永四年(一七七五)五月二五日。二〇日寂とも。還蓮社到誉梵阿性海。金戒光明寺四三世。阿波国石井の人。大坂念仏寺八世見誉梵潮のもとで得度し、宝暦三年(一七五三)四月に増上寺学頭になる。同年八月には深川霊巌寺へ一六世として晋山、同九年一二月黒谷へ転住した。同一一年正月宗祖五五〇回御遠忌厳修、安永二年(一七七三)山内源崇院へ隠棲。
【資料】『黒谷誌要』(浄全二〇)、北川敏於『奥津城—黒谷に眠る人々—』(金戒光明寺、一九七三)、『三縁山志』八(浄全一九)
【執筆者:髙橋寿光】