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高橋良和

提供: 新纂浄土宗大辞典

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たかはしりょうわ/高橋良和

明治四四年(一九一一)一月二六日—平成元年(一九八九)四月二五日。淡蓮社清誉静阿童夢、筆名は吉川良一。児童文学者、法然研究者、記者、編集者。奈良本誓寺、高橋寛定のもとで得度。昭和七年(一九三二)佛教専門学校卒。同八年久留島武彦に師事し口演童話を学び、全国童話人協会設立(同二七年)。昭和一〇年(一九三五)中外日報社に入社。同一六年児童芸術研究所主宰。同三八年仏教クラブ創設、初代事務局長。同四五年京都家政短期大学教授兼付属幼稚園園長。同五一年文部大臣賞。同五五年佛教大学教授。同五二年久留島武彦文化賞。翌年正力松太郎賞。同六二年浄土宗芸術賞。平成二年(一九九〇)持田賞。伏見大栄寺、宇治誓澄寺、奈良本誓寺住職を歴任。著書は『子どもに聞かせる年中行事の話一二ヶ月』『分裂十五年』『法然上人紀行』『つきよのあおいさる』『法然秘話』『法然の生涯』他、一八〇冊を超える。


【参考】高橋司『童心雑居 追懐 高橋良和』(高橋司、一九九一)


【執筆者:後藤真法】