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二十五有

提供: 新纂浄土宗大辞典

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にじゅうごう/二十五有

衆生生死流転する生存の世界の二五種に分類されるありよう。「有」はⓈbhavaの訳で、存在、生の意。欲界に一四種、色界に七種、無色界に四種あるとされ、欲界には地獄餓鬼畜生阿修羅(以上四悪道)、弗婆提ほつばだい瞿陀尼くだに鬱単越うったんのつ閻浮提えんぶだい(以上四大洲)、四王天・三十三天・閻魔天・兜率天・化楽天・他化自在天(以上六欲天)があり、色界には初禅天・大梵天・二禅天・三禅天・四禅天・無想天・五浄居天ごじょうごてんがあり、無色界には空無辺処天、識無辺処天、無所有処天、非想非非想処天があって、合計二十五有となる。


【参照項目】➡悪趣四大洲六欲天


【執筆者:菊山隆嘉】