てらにしちょうがく/寺西聴学
明治二二年(一八八九)九月一日—昭和三三年(一九五八)二月二六日。専蓮社精誉教阿祥山飛水。京都山科阿弥陀寺に寺西聴信の子として誕生。第五大教区浄土宗学校、宗教大学専修部を経て、京都私立法政大学専門部法律科を卒業。明治四三年(一九一〇)より阿弥陀寺住職。宗会議員や知恩院執事を務めるかたわら、『大正新報』発刊。著書に『華頂聚芳』『古今集現代釈義』『誓円尼公』、歌集に『花筏』『埃の中で』、戯曲に『法然上人』等がある。宗教劇団を組織し京都南座などで公演している。
【参考】大橋俊雄『浄土宗人名事典』(斎々坊、二〇〇一)
【執筆者:市川定敬】