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太鼓

提供: 新纂浄土宗大辞典

2018年3月30日 (金) 06:28時点におけるSeishimaru (トーク | 投稿記録)による版 (1版 をインポートしました)

たいこ/太鼓

合鈸がっぱちのときに用いる犍稚物かんちぶつ。一般には樽形・中空・木製の円筒の両面に皮を張った体鳴楽器をいう。仏教で用いるものにはいくつかの形態があり、名称もそれぞれ異なる。浄土宗では、法要開始前に打つ胴長の太鼓を「法鼓」といい、陣太鼓のように胴が短いものを「太鼓」と称している。太鼓は、左肘を体につけて、左手の掌を平に仰向けてその上に乗せるようにして持つ。ばちは右手で持ち、その先端を中央にあて、流下りゅうげするように打つ。息椎そくついはしない。合鈸のときは引鏧いんきんはちにょう太鼓の順に打つ。


【参照項目】➡法鼓合鈸


【執筆者:水野正雄】