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「持蓮華」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版

じれんげ/持蓮華

柄香炉の形をした木製の執持物。岡山誕生寺本尊法然上人像に見られるような未敷蓮華型も多い。香炉の部分につぼみをつけた蓮茎を形どったものもある。知恩院などの御忌では、唱導師がこれを持って礼拝をする。また、その次第のなか、「唱導」や「一枚起請文」中には柄を横にして持つ。金戒光明寺御忌では一枚起請文内拝作法にも用いているが、これは軸掛棒を用いていた代用である。山形県天童市の仏向寺には室町時代のものがある。


【資料】『円光大師持蓮華之事』(叡山文庫、生源再追一五九九、青龍寺知事良覚、正徳五年〔一七一五〕)


【執筆者:清水秀浩】