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「浄土随学」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:25時点における最新版

じょうどずいがく/浄土随学

二巻。古崑(—一八九二)著。清・光緒元年(一八七五)成立。重要な浄土経典と祖師の著作の中から要文を選びまとめたもの。上巻は阿弥陀経頌・九品観章頌・即心念仏頌・念仏述懐・無上深妙禅など三一項目からなる。浄土教の重要な要素として信・願・称名念仏をあげ、それを主に偈の形で讃歎している。下巻は五二項目で、そのうち、蓮宗必読序・西方径路序・浄土十要序などの一二項目は重要な浄土教典籍の序分および経典に対する頌が収録されている。また血写阿弥陀経発願・病久発願などの願文と、浄土の信・願・称名念仏往生に関する讃歎文からなる。


【所収】続蔵六二


【参考】望月信亨『中国浄土教理史』(法蔵館、一九四二)


【執筆者:肖越】