「慶順」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版
けいじゅん/慶順
一五世紀頃、生没年不明。信蓮社聖誉。鎌倉光明寺八世。光明寺七世の良吽に師事し修学。享徳四年(一四五五)四月二七日に『浄土宗要集』を書写したことが同書の奥書に見える。康正三年(一四五七)一〇月一〇日、良吽より璽書を授かり、ついで同寺の八世となる。在職中に門下の英哲である祐崇を見出し法嗣となした。文明一四年(一四八二)一二月一七日祐崇に璽書を授けた後、退隠。『諸記要語類聚』一巻の撰者と伝わるが年代が合わない。
【資料】『光明寺文書』(『関東浄土宗檀林古文書選』東洋文化出版、一九八二)、『総系譜』上(浄全一九)、『新撰往生伝』一(浄全一七)
【執筆者:加藤弘孝】