「略述浄土教理史」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
りゃくじゅつじょうどきょうりし/略述浄土教理史
望月信亨著。大正一〇年(一九二一)九月、浄土教報社刊。後、昭和一二年(一九三七)までに同社より六版まで出版される。同一九年六月、増補訂正を施し創元社から『新修略述浄土教理史』として刊行された。本書は経典・龍樹・世親・曇鸞・善導・源信・法然・法然門下について、特に実践論を中心として整理が行われている。本書の特徴として第一に浄土教の教理史的展開過程の整理という方法を提示した点、第二に法然浄土教の展開過程を示唆している点、第三に法然門下を分類した上で各門下の特徴を簡潔に表現している点などが挙げられる。昭和五二年(一九七七)二月、日本図書センターより初版本の複製が刊行された。
【執筆者:柴田泰山】