「本願相応集」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:33時点における最新版
ほんがんそうおうしゅう/本願相応集
一巻。伝法然作。道光編『和語灯録』の跋(聖典四・五五九)には、本書を法然偽撰とする。他にも、僧樸『真宗法要蔵外諸書管窺録』(真宗全書七四、九八)や、僧鎔『真宗法彙目録及左券』(真宗全書七四、四九)も偽撰説を唱える。成立年次は不詳だが、大谷大学図書館蔵の江戸時代写本に「建長七(一二五五)乙卯六月三日…」の識語がある。九つの問答からなる問答集。第一から第五問答までは自力・他力、第六問答では阿弥陀仏の功徳、第七問答以降では懺悔について議論する。『昭法全』では大谷大学図書館蔵の版本と写本を底本とし、両者に異同が多いためか、両者を校合して一本にまとめるのではなく、別々に収録されている。
【所収】昭法全
【執筆者:角野玄樹】