「ふたはたの御詠歌」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ふたはたのごえいか/ふたはたの御詠歌
誕生寺の御詠歌ともいう。蓮生作「両幡の 天下ります 椋の木は 世世に朽ちせぬ 法の師のあと」に松濤基が曲を付した和讃。「法然上人がお生まれになった時、白い幡が二流れ飛んできて掛かり、美しく輝いていたという椋の木。法然様は罪深い私でもお念仏により阿弥陀さまのお浄土へ救いとられてゆくと教えて下さいました。お念仏の教えは、今までも、今も、そしていつまでも決して朽ちることがありません。この椋の木は、天も喜ばれた法然様のお誕生の御跡であることよ」の意。
【参考】『吉水流詠歌集』(浄土宗、二〇〇〇)
【執筆者:編集部】