「広安真随」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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ひろやすしんずい/広安真随
嘉永元年(一八四八)一〇月四日—大正一一年(一九二二)三月二七日。徳蓮社累誉功阿。字は迂葊。大本山善導寺五九世。広島県御調郡(現・尾道市)の人。安政四年(一八五七)二月竹原西方寺の隆永のもとで得度、名を隆応と改め、後には真随と改名した。慶応元年(一八六五)増上寺で宗学を学び、明治八年(一八七五)増上寺六九世石井大宣より宗戒両脈を受け、翌年、埼玉林西寺住職。同二七年に浄土宗学本校校長、同三三年に韓国の開教使となり、同三六年筑後善導寺五九世の法灯を受け継ぐ。著書に『浄土韓国開教誌』(浄土宗伝導会、一九〇三)、『三祖垂光録』(善導寺、一九一二)、『善導寺志』(一九一三)がある。
【資料】柴田玄鳳編『浄土宗開教要覧』(浄土宗務所教学部、一九二九)
【執筆者:田中芳道】