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「根来寺」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:31時点における最新版

ねごろじ/根来寺

和歌山県岩出市根来。一乗山大伝法院。新義真言宗総本山。興教大師覚鑁かくばんが、平為里たいらのためさとから寄進された荘園に豊福寺ぶふくじを建立したのが始まり。覚鑁高野山から伝法院方の僧侶を引き連れて移る。その後、正応元年(一二八八)頼瑜らいゆ(一二二六—一三〇四)が伝法院と密厳院を高野山より根来に移す。天正一三年(一五八五)豊臣秀吉によって焼き討ちされるまで新義教学の学山として栄える。昭和二八年(一九五三)より新義真言宗総本山となる。


【執筆者:榊義孝】