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「長伝寺」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:29時点における最新版

ちょうでんじ/長伝寺

さいたま市中央区本町東。貞樹山観智院。埼玉教区№一三。開山増上寺一二世の存応存応が天正二年(一五七四)川越蓮馨寺より長伝寺に閑居し、当時真言宗だった長伝寺住職が寺を存応に譲渡し、存応はこれを浄土宗改宗した。本堂は昭和四四年(一九六九)に、観音堂は同五〇年に改築されたもの。存応上人坐像があり、これは寛文元年(一六六一)一一月二日、存応命日増上寺二四世露白が安置したもの。境内には貞享三年(一六八六)の地蔵菩薩立像(石仏)、本堂には元禄一一年(一六九八)作の木造閻魔大王坐像、同観音堂には木造観音菩薩坐像もある。


【参考】『浄土宗埼玉教区寺院名鑑』(一九九二)、『与野の歴史』(与野市総務部市史編纂室、一九八八)


【執筆者:稲岡正順】