「地取」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:26時点における最新版
じどり/地取
新たに墓地を選び墓所を区画すること。また、その新墓所予定地に建てる札を地取札という。墓所の前で十念を称えて、「十方恒沙仏 六通照知我 今乗二尊教 広開浄土門」(「広開偈」)、または「地下荘厳七宝幡 無量無辺無数億 八方八面百宝成 見彼無生自然悟」(「日中礼讃偈」浄全四・三七〇下)の偈文を唱える(『浄土苾蒭宝庫』下・一〇ウ、一一オ)。地取をする際には地取札に「日本大乗界 本地阿弥陀 一歩清浄人 必生安楽国」(地取札の文)と記した。
【執筆者:西城宗隆】