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「三周説法」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:24時点における最新版

さんしゅうのせっぽう/三周説法

法華経』の真意を説く方法。天台宗では『法華経迹門正宗分しゃくもんしょうじゅうぶんの開権顕実の説相として、法説周・譬喩周・因縁周を説く。法説周は、仏が上根の人に法体に約して三乗一乗の法門を説いたことをいう。譬喩周は、仏が中根の人に譬喩に約して三車・大車にたとえて法門を説いたことをいう。因縁周は、仏が下根の人に因縁に約して妙法を説いたことをいう。真宗浄土宗説教五段法は、これを中心に構成されたものである。


【参考】関山和夫『説教の歴史』(白水社、一九九二)


【参照項目】➡五段法


【執筆者:関山和夫】