「稚児」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年9月17日 (月) 10:08時点における最新版
ちご/稚児
一
乳子の意で、児とも書く。赤ん坊、乳飲み子、子ども。転じて、寺院に預けられ、学問や礼儀作法を習いながら、給仕等の雑務をこなした少年をも指すようになった。
【執筆者:編集部】
二
寺院の法会などで、額に「くらいぼし」をつけて化粧を施し、冠をかぶり、美しい装束を着けて行列に加わる子どものこと。天童ともいう。増上寺では、御忌会期間中、唱導師の練行列に加わる。一般の寺院でも、落慶式や晋山式の練行列にこの稚児行列を行うことがある。行列後に、仏の加護と知恵を頂き、身体健全・学業成就などを念じて導師などから灌頂洒水を受ける。
【執筆者:中村瑞貴】