「隣松寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
りんしょうじ/隣松寺
愛知県豊田市幸町隣松寺。稲荷山迎接院。三河教区№二二四。第五三代淳和天皇第三宮東山親王国長が承和一〇年(八四三)に薨去したことにより叔父、仁明天皇が回願所として創建。山内五〇坊を有する天台宗三河第一道場として勅命をうけ、輪番住職を派遣。仁治元年(一二四〇)知恩院弟子、鎮応が入山し、その後、明徳元年(一三九〇)名越派妙観弟子蓮蔵忠阿により浄土宗に改宗する。永禄六年(一五六三)三河一向一揆により徳川家康が当山一一世岌安に助命され、当山を本陣とし、隣松寺稲荷へ戦勝祈願し成就。「玉松山」の勅額を「稲荷山」へ改変し、禁制および寺領三〇石拝領す。
【資料】『隣松寺由緒書』「隣松寺文書」
【執筆者:木村敏男】