「龍原寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における最新版
りゅうげんじ/龍原寺
東京都港区三田。永昌山称名院。東京教区№五七。開山の円誉路廓は臼杵(大分県)、伏見(京都府)に続いて元和七年(一六二一)に江戸八丁堀に三番目の龍原寺を建立。江戸城拡張に伴い寛文五年(一六六五)現在地に移転。正徳五年(一七一五)に紀州徳川光貞より長男綱教など三霊の安置と永代供養の依頼を受けた。宝暦一一年(一七六一)頃には大日比三師の法岸が留錫。弘化二年(一八四五)の青山の火事で鐘楼と裏門を残して焼失。翌年堂宇を再建。境内に近隣の信仰厚い子育て延命地蔵「志ほあみ地蔵」がある。
【参考】青蓮会編『大日比三師伝』(西円寺、一九〇九)
【執筆者:宮坂直樹】