「礼塔回向文」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:35時点における版
らいとうえこうもん/礼塔回向文
仏塔・仏舎利塔などを拝するときに用いる偈文。礼塔文ともいう。塔を釈尊の身体の象徴として捉え礼するために唱える。「頂礼仏塔 当願衆生 得道如仏 無能見頂」。出典は『六十華厳』七(正蔵九・四三二下)。仏塔を頂礼すれば、道を得ること仏の如く、よく頂を見ることが出来ることを願う、との意。『八十華厳』一四には「頂礼於塔 当願衆生 一切天人 無能見頂」(正蔵一〇・七二上)とある。
【資料】『声明集』(天和三年〔一六八三〕)
【執筆者:中村瑞貴】