「本尊観」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:33時点における最新版
ほんぞんかん/本尊観
一巻。伝源信述。阿弥陀仏を本尊として、種々の相好を観想することを説く。これら阿弥陀仏の相好を憶念すれば、生死の重罪を滅し、極楽浄土の蓮台に往生するとしている。さらには阿弥陀仏を法門の主として「阿弥陀仏」の四字を称える功徳について述べている。源信の作と伝わるが、その成立は平安末頃とする説がある。
【所収】仏全三一、『恵心僧都全集』三
【参考】八木昊恵『恵心教学史の総合的研究』(永田文昌堂、一九九六)
【執筆者:沼倉雄人】