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えいしょうじ／永昌寺

東京都台東区東上野。朝日山願成院（もと竜休山）。東京教区№二九四。起立は『浄土宗寺院由緒書』には慶長一九年（一六一四）とある。はじめ下谷長者町（台東区上野）にあり、寛永一四年（一六三七）に現在地に移ったとされるが諸説ある。開山も尊誉求心礼阿栄全と尊誉吞応の二説ある。松浦まつら肥前守の母（永昌院）が中興開基檀那となり、明暦二年（一六五六）に再興した後、松浦氏の菩提寺となった。

【資料】『浄土宗寺院由緒書』下（『増上寺史料集』七）、『〈文政〉江戸府内寺社書上』（『江戸浄土宗寺院寺誌史料集成』）、『御府内備考続編』五九（『御府内寺社備考』三、名著出版、一九八六）、『御府内備考』二四（大日本地誌大系一四『御府内備考』一、雄山閣、二〇〇〇）

【執筆者：原口弘之】