「乗運寺」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:27時点における最新版
じょううんじ/乗運寺
静岡県沼津市本字出口町。千本山。静岡教区№六六。知恩院末。開山は増誉長円。長円は比叡山阿闍梨乗運の弟で、知恩院にて修学の後、諸国を行脚し、当地に到る。天文六年(一五三七)、武田・今川・後北条の争いで荒廃した松原を蘇生させようと一樹植えるごとに『阿弥陀経』を誦し、千本の松苗を植え終えた後に一寺を建立し、乗運寺としたと伝えられる。四世霊巌は知恩院三二世として諸堂を再建。二六世林彦明は百万遍知恩寺に晋董。
【資料】『駿河志料』
【執筆者:瀧沢行彦】