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「三尊来迎」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
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2018年3月30日 (金) 06:24時点における最新版

さんぞんらいこう/三尊来迎

阿弥陀仏観音菩薩勢至菩薩三尊が、念仏行者極楽浄土へ迎え入れるため、臨終時に現れることをいう。『観経』では、三尊来迎について上品の三生のみ記し、中品上生以下にはみられない。中品上生では阿弥陀仏と諸々の比丘眷属中品中生では阿弥陀仏と諸々の眷属中品下生には記述がなく、下品上生では化仏・化観音・化大勢至、下品中生では化仏化菩薩来迎するとされ、下品下生では金蓮華迎接こうしょうのみ、となっている。法然は『逆修説法一七いちしち日(昭法全二三三、一六六)において、下品下生にも化仏化菩薩来迎はあるが、五逆の罪の重さによって化仏化菩薩来迎を見ることができないとしている。


【執筆者:神宮良弘】