念仏を実践する人のこと。穢れた娑婆に咲く美しい白い蓮華に喩えられ、観音・勢至両菩薩に護られ、仏の光明を蒙り浄土に往生する(『選択集』七)。六方の諸仏は念仏行者の往生を護念する(同一五)。ただし、念仏行者は三心を具足し(同八)、四修の方法により念仏を実践しなければならない(同九)。念仏行者は『阿弥陀経』では「善男子善女人」と呼ばれる(『阿弥陀経釈』昭法全一三五)。
【執筆者:眞柄和人】