「決定往生集」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:23時点における最新版
けつじょうおうじょうしゅう/決定往生集
二巻。珍海撰。保延五年(一一三九)成立。往生浄土の教えの時機相応であることを示し、念仏によって決定往生の安心を得て、聖衆の来迎を期すべきであると説く。その構成は教文・道理・信心からなる。法然以前に善導の『観経疏』散善義、就行立信釈の文に注目し、称名念仏を「正中の正」とし、法然も東大寺講説(『無量寿経釈』)の中で善導義を補助するものとして注目している。
【所収】浄全一五、正蔵八四
【執筆者:坂上雅翁】