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「吉祥寺」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

 
 
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北九州市八幡西区[[吉祥寺]]町。[[聖光]]山。福岡[[教区]]№五四。建久元年(一一九〇)[[聖光]]の[[開山]]。[[聖光]]生誕の地<ruby>[[香月庄]]<rt>かつきのしょう</rt></ruby>に建つ寺で、[[叡山]]から戻った[[聖光]]が産屋跡に一宇を建立して、若くして没した母の[[菩提]]を弔ったのが創始と伝わる。建保五年(一二一七)、香月城主香月七郎則宗([[聖光]]の従兄)により[[伽藍]]が整備される。[[本尊]]に[[聖光]]自ら一刀[[三礼]]して刻んだと伝わる腹帯の[[弥陀]]が安置されており、安産守護の仏として[[信仰]]を集める。
 
北九州市八幡西区[[吉祥寺]]町。[[聖光]]山。福岡[[教区]]№五四。建久元年(一一九〇)[[聖光]]の[[開山]]。[[聖光]]生誕の地<ruby>[[香月庄]]<rt>かつきのしょう</rt></ruby>に建つ寺で、[[叡山]]から戻った[[聖光]]が産屋跡に一宇を建立して、若くして没した母の[[菩提]]を弔ったのが創始と伝わる。建保五年(一二一七)、香月城主香月七郎則宗([[聖光]]の従兄)により[[伽藍]]が整備される。[[本尊]]に[[聖光]]自ら一刀[[三礼]]して刻んだと伝わる腹帯の[[弥陀]]が安置されており、安産守護の仏として[[信仰]]を集める。
 
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2023年10月2日 (月) 07:01時点における最新版

きちじょうじ/吉祥寺

北九州市八幡西区吉祥寺町。聖光山。福岡教区№五四。建久元年(一一九〇)聖光開山聖光生誕の地香月庄かつきのしょうに建つ寺で、叡山から戻った聖光が産屋跡に一宇を建立して、若くして没した母の菩提を弔ったのが創始と伝わる。建保五年(一二一七)、香月城主香月七郎則宗(聖光の従兄)により伽藍が整備される。本尊聖光自ら一刀三礼して刻んだと伝わる腹帯の弥陀が安置されており、安産守護の仏として信仰を集める。


【資料】『浄土宗寺院由緒書』中(『増上寺史料集』六)


【参考】藤堂俊章『聖光上人その生涯と教え』(善導寺、一九九二)


【執筆者:郡嶋昭示】