生死流転の境遇から出離解脱する因縁がないこと。『観経疏』散善義の「自身は現にこれ罪悪生死の凡夫、曠劫より已来、常に没し常に流転して、出離の縁あること無し」(聖典二・二八九/浄全二・五六上)が出典。二種深信の信機の内容を表している。
【参照項目】➡深心
【執筆者:大屋正順】