操作

「縵衣」の版間の差分

提供: 新纂浄土宗大辞典

(1版 をインポートしました)
(1版 をインポートしました: 20180917 リンクと画像表示修正)
 
7行目: 7行目:
  
  
[[File:ほうえ【法衣】⑪.jpg|frame|[[縵衣]]]]
+
[[File:ほうえ【法衣】⑪.jpg|thumb|left|upright=2.5|[[縵衣]]]]

2018年9月17日 (月) 10:09時点における最新版

まんね/縵衣

条相(田相でんそう)のない袈裟をいう。縵条衣ともいう。本来、袈裟割截かっせつしたものであるが、縵衣は一枚の布に縁をつけただけのものである。『釈氏要覧』に、「仏法、漢に至ってより一百八十七年にわたり、およそ出家のもの、未だに割截の法をしらず」(正蔵五四・二六九中)とあり、『啓蒙随録』には、鳩摩羅什が国王の求めによって妻帯の身となって後は、本来の袈裟を着すのをはばかり、無条の袈裟を作り用いた説をあげ、初心の僧尼が着すものであるとしている(二五ウ)。現在では、飾り糸で田相を表したものを縵衣としている。こうした形態をとるものとして縵衣揲葉衣ちょうようえ襵葉衣しょうようえ三衣がある。


【参照項目】➡袈裟


【執筆者:陣川隆行】