「返対破」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:33時点における最新版
ほんたいは/返対破
善導が『観経疏』玄義分の七門料簡中、第六「経論の相違を和会する(経論相違門)」の中の第三「重ねて九品を挙げて、返対して破す」(聖典二・一七二/浄全二・六上)からはじまる一段のこと。ここで善導は九品各々に関する諸師の理解を批判しながら、独自の階位設定を提示し、九品全てが仏滅後の凡夫であるとする自説を強固に主張している。さらに上品三生を大乗に知遇した凡夫、中品三生を小乗に知遇した凡夫、下品三生を悪に知遇した凡夫と設定している。
【参照項目】➡九品
【執筆者:柴田泰山】