江戸時代の寺格の一つ。宗学の修行が一五年未満で、五重だけを受け、宗戒両脈を相承していない僧侶が住職する寺院。平僧は、純黒衣に黒袈裟をつけるが、説法などで庶民を教化することもできず、引導や焼香もできなかった。
【参考】大島泰信『浄土宗史』(浄全二〇)
【参照項目】➡寺格等級
【執筆者:𠮷水成正】