「会座」の版間の差分
提供: 新纂浄土宗大辞典
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2018年3月30日 (金) 06:20時点における最新版
えざ/会座
釈尊が説法を行った場。転じて、説法や法会の行われる場所、また聴衆の座る席をいう。会座の席上を会上といい、その聴衆を会下という。経典の説かれる場所と会合とを区別する場合、説法の場所を「処」、会合を「会」という。例えば、『法華経』は霊鷲山と虚空との二処で三度説かれているから二処三会となり、『六十華厳』は寂滅道場から重閣講堂までの七処で八度説かれているから七処八会となる。「浄土三部経」のうち、『無量寿経』の会座は王舎城耆闍崛山、『阿弥陀経』は舎衛国祇樹給孤独園である。『観経』は王宮会と耆闍会という二つの会座をもち、一経二会といわれる。
【執筆者:杉山裕俊】